はじめに
ホルモンで肉料理といえば、モツ鍋を連想される方が多いのではないでしょうか。
モツ鍋に使われるのがマルチョウと呼ばれる部位で牛の小腸のことです。
漢字で丸腸と書くとイメージしやすくなります。
スーパーなどにもパックに入れて売られており、たいていの場合ラベルにはホルモンと書いてあるはずです。
脂肪がたっぷりついているのが特徴で、その味わいを好まれる方も多いにちがいありません。
一方で、それが気になるとおっしゃる方も多いことでしょう。
店で食べるモツ鍋は非常に人気がありますが、自分で買ってきて調理をするのはためらわれる方もいらっしゃるはずです。
そこで下処理の仕方から調理法までのご紹介をします。
マルチョウの下処理と調理法
ご家庭で調理される場合にはスーパーなどでわりと簡単にお求めになれます。
パックに入っているものは、ラベルに記載されているはずですがあらかじめ下ゆでしてあることがほとんどです。
ホルモンは内臓の肉ですのでどうしても独特のにおいがあります。
気になる方は食材を買う段階から対策をされるとよいでしょう。
鮮度が落ちるにしたがってにおいは強くなっていきますから、新鮮なものを選ばなくてはなりません。
鮮度のよしあしは色で判断しましょう。
またラベルをよく見て、賞味期限や消費期限からも鮮度が分かります。
次に知っておくべきことはにおいをやわらげる方法です。
よく紹介される方法が2つあります。
ひとつは塩でもみ洗いをするということです。
もうひとつは小麦粉をまぶしてよくもむという方法になります。
塩でもみ洗いしたあとに小麦粉をまぶしてもむのも問題ありませんし、対策としてはベターだといえるでしょう。
このような下処理をするかしないかで仕上がりにどのような影響があるかは、それぞれご自分で確認されるしかありません。
何もしなくてもタレにつけておくだけで十分と感じられる場合もあります。
実際モツ料理というのはその野性味を求めている方も多いのであまり下処理をしすぎるとその楽しみが半減するでしょう。
そういう意味で脂肪分を落としすぎてしまわないようにすることも大切です。
おいしく食べるためには鍋にするにしても焼き肉にするにしても下ゆでしすぎなすようにしましょう。
まとめ
以上のようにマルチョウの下処理と調理の仕方についてご説明しました。
おいしく食べるには、におい対策と脂肪分を落としすぎないのがコツになることがおわかりいただけたはずです。
ちょっとしたひと手間が思わぬ効果を上げる場合がありますので、ぜひおためしになってみてください。